これからS&P500に積立投資をしていこうと考えているんだけど、5年でどれくらい成績が出るのかな?
こんな疑問を解決していくために、実際に5年間S&P500を中心に積立投資し続けてきた僕の運用実績をまとめていきます。
これから投資を始めようとしている人、投資先をどこにしようか検討中の方の参考になれば幸いです。
- S&P500を中心に5年間積立投資し続けた運用実績(結果)
- 5年間の積み立て方を振り返る
- 5年積立投資をし続けてきた反省点
じん(仁)
- 貯金0から資産形成スタート(2018年~)
- 現在資産2800万
- インデックス投資がメイン
- 子持ち会社員(ITエンジニア)
- 様々な副業に挑戦中
- 資産形成を中心に情報発信中
実際に5年以上S&P500を中心に米国のインデックスファンドを積み立て続けたきた運用実績をまとめていきます。
運用実績だけでなく、積み立てるうえでの方針や反省点も解説していきます。
毎月まとめている「今月の資産レポート」では夫婦でまとめた資産を報告していますが、本記事では僕名義の証券口座を対象としています。
ぜひ最後までお読みください。
過去5年を振り返りますが、この先5年も同じ結果が出るとは限りません。あくまで投資は自己責任でお願いします。
S&P500を中心に5年間積立投資し続けた運用実績(結果)
投資は2018年よりスタートしましたが、2019年9月より米国のインデックスファンドに積立投資を始めました。
本記事を執筆時点(2024年9月)でまる5年が経つので、運用実績を公開します。
積み立てている商品は、少し変えたりした過去もあるので保有している商品は数種類あります。
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- 楽天・S&P500インデックス・ファンド(楽天・S&P500)
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・VTI)
(楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・VTI)はS&P500ではなく、米国株約4000銘柄を対象にしたものです。インデックス投資を始めたてのころは少し投資していましたが、現在は買い増しせずにS&P500のみに積み立てています。)
上記の3つに投資し続けた結果は以下の通りです。
- 現在の評価金額・・・12,990,728 円
- 累計買付金額・・・7,239,985 円
- リターン・・・+5,750,743 円
720万円をコツコツ積み立ててきて、約1300万円の資産を築くことができました。
率で計算すると、+79.43%という成績でした。
控えめに言っても、良すぎる成績です。暴落時などもコツコツ積み立ててきて良かったと心から思います。
S&P500を中心に5年間積立投資した積み立て方・方針
実際にどのように積み立ててきたらそのような結果になったの?
という人向けにこの5年間の積み立て方などを紹介していきます。
僕がコツコツと積み立ててきた方法・方針をまとめると以下の通りです。
- NISAはフル活用する
- 暴落があっても売却はせず、コツコツと積み上げるのみ
- 暴落時に余裕があれば買い増しする
- 収入が増えたら積立額を増やす(支出は変えない)
- 一度買ったものは売却しない
- ポイントをお得に貯めてポイントでも投資する
一つずつ解説していきます。
NISAはフル活用する
インデックス投資をするうえで、NISAを利用しないのはもったいないです。
2024年よりNISA制度が新しくなり、新NISAの年間投資枠は、つみたて投資枠が120万円、成長投資枠が240万円で、合計で年間360万円まで投資することが可能です。
年間360万円を投資に回すことはなかなか難しいですが、投資に回せるお金は全てNISAを利用しています。
暴落があっても売却はせず、慌てずコツコツと積み上げるのみ
暴落があると、SNS上では
暴落なので、保有しているファンドを一部売却しました。
という声で溢れかえります。
ですが、僕はこれまで一度も売却したことがありません。理由は3点。
- 長期での投資を前提としており、長期で見て右肩上がりになると信じているから
(実際に暴落から回復しなかった過去はない) - 株価を予測するのはそもそも不可能と思っているから
- そもそも余剰資金で投資している
保有しているファンドが暴落すると、かなり精神的にダメージを喰らい、様々な不安がよぎります。
もっと暴落したらどうしよう。ダメージが少ないうちに売却した方がいいかな。
売却してすぐに株価が回復したら損してしまう。
など多くのことを考えるようになります。
ですが、短期的に株価を予測するのはそもそも不可能と思っており、長期投資を前提で投資しているので、慌てて売却はせずコツコツと積み上げるのみです。
また、生活防衛資金として現金もしっかり置いており、暴落時も慌てないようにしています。投資は余剰資金で行うことで慌てずにできるようになります。
暴落時に余裕があれば買い増しする
暴落時は慌てて売却せずにコツコツと積み上げると言いましたが、逆に資金に余裕があれば買い増しするようにしています。
といっても、この5年間で積立設定している以外で手動で買い増ししたことは、2020年のコロナショックのときぐらいです。
収入が増えたら積立額を増やす(支出は変えない)
現在会社員として勤務しており、ありがたいことに年々収入が増え続けています。
収入が増えても支出を増やさないようにし、積立額を増やすようにしています。
最初は夫婦で月10万円程度の積立額でしたが、現在は夫婦で月32万円積み立てています。
一度買ったものは売却しない
一度買ったインデックスファンドは売却しないようにしています。
老後やFIREのタイミングでは売却しますが、現在は資産形成の時期と考えているので、今は売却しないようにしています。
ポイントをお得に貯めてポイントでも投資する
僕が使っている証券口座は楽天証券なのですが、楽天証券ではクレジットカードで投資したり、楽天Payを通して投資することで楽天ポイントが貯まります。
さらに、そのポイントで投資することもできます。
ポイントはおまけ程度という人も多くいますが、塵も積もれば山となる。このポイントもできる限りフル活用するようにしています。
5年積立投資をし続けてきた反省点
5年間、S&P500を中心にコツコツと積み立ててきた上で、反省点をまとめていきます。
この5年間の反省点は以下の通り。
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・VTI)は買わず、S&P5001本で良かった
- コロナショックのときにもっと買い増ししても良かった
一つずつ解説していきます。
楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・VTI)は買わず、S&P5001本で良かった
インデックス投資を始めたてのころは以下の2つに積み立て設定していました。
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・VTI)
理由は、S&P500(約500社)だけだと少し不安で、それなら米国でもっと分散させて投資させておいた方が安全なのでは?と考えたからです。
ですが、S&P500は米国株式市場の時価総額の約80%をカバーしており、S&P500が下がるときは同じように楽天・VTIも下がり、上がるときもほとんど同じように上がります。
同じ米国という投資先なので、大した分散にはなっておらず、管理もしやすいようにS&P500のみに投資しておけば良かったと思います。
信託報酬も楽天・VTIの方が高いので、手数料の観点から見ても、買わなくて良かったなと感じています。
コロナショックのときにもっと買い増ししても良かった
コロナショックのときに少し現金に余裕があったので、買い増しをしました。
15万円(5万円×3回)を買い増ししましたが、もっと買い増ししておけば良かったと感じています。そうすれば、今の資産ももう少し増えていました。
と言っても、これは結果論に過ぎず、株価の予測はほぼ不可能であり、インデックス投資はコツコツと積み立てるのがセオリーなので大きく反省をしているわけではありません。
さいごに S&P500をコツコツ積み立ててきて良かった。これからも変わらず積み立てていく
いかがでしたでしょうか。
本記事では5年間S&P500を中心にコツコツと積み立ててきた運用結果についてまとめました。
- 720万円をコツコツ積み立ててきて、約1300万円になった
- 暴落時も売却せず積み立ててきた
- 収入が伸びても支出を変えず積立額を増やしてきた
- VTIにも投資したがS&P500のみで良かった
- 暴落時にもっと買い増ししても良かった
5年間で+79.43%という成績で投資することができました。
心からS&P500にコツコツと積立投資してきて良かったと思っており、これからも大きな方針は変えずにコツコツと積み上げていきます。
現在は楽天・S&P500インデックス・ファンド(楽天・S&P500)のみ積み立てており、毎月夫婦で32万円ほど買い増ししています。
さらに良いと思うファンドが出たら変えるかもしれませんが、引き続きS&P500に投資していきます。
楽天・S&P500インデックス・ファンド(楽天・S&P500)は楽天証券で購入することができます。
楽天・S&P500は信託報酬(手数料)も圧倒的に安く、保有しているだけで楽天ポイントも付与されるおすすめのファンドです。
これからインデックス投資をしようと考えている人や、資産形成をしていきたい人の参考になれば幸いです。
今回は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。
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