インデックス投資で毎年5%の年利としたら、○年後には資産○万円になっているはずだ!インデックス投資がんばるぞ!
と、インデックス投資を始められている方なら誰しも考えたことがあると思います。
ですが、年利○%で資産が右肩上がりに増え続けると考えているなら注意が必要です。
本気でそのように考えているなら、インデックス投資を失敗する原因にもなります。長期でインデックス投資を続けるためにもどのような考えが重要かなどについて解説していきます。
- インデックス投資が右肩上がりと考えているなら失敗する
- 長期でインデックス投資を続けるための考え方・方法
じん(仁)
- 貯金0から資産形成スタート(2018年~)
- 現在資産2800万
- インデックス投資がメイン
- 子持ち会社員(ITエンジニア)
- 様々な副業に挑戦中
- 資産形成を中心に情報発信中
インデックス投資は誤った考え方をしていると、途中で損切りしたり、投資を辞めてしまうことになったりして失敗に終わってしまいます。
そうならないためにも、ぜひ最後までお読みください。
それではさっそく解説していきます。
インデックス投資が右肩上がりだと考えているなら失敗する
投資を始めたら、誰もが利用したことがあるであろう「投資シミュレーション」。自分が毎月投資に回している金額や利回りを入力して将来いくらの資産になるかなどを計算したことがあると思います。(以下のようなもの)
引用:資産運用かんたんシミュレーション
画像のグラフのように資産がきれいに右肩上がりに増えると考えているなら要注意です。理由は以下の通り。
- 年利はあくまで過去の平均に過ぎないものだから
- 暴落はいつか来るから
- 未来のことは結局誰にも分からないから
一つずつ解説していきます。
年利はあくまで過去の平均に過ぎないものだから
毎年決まって「年利○%」というような投資はありません。(円預金による金利などは省略します)
インデックス投資で人気のオルカンやS&P500の年利はおよそ7%~10%と言われたりもしていますが、それはあくまで過去の成績を長期で平均したものに過ぎません。
向こう30年も年利が同じとは限りません。
暴落はいつか来るから
資産シミュレーションのグラフはあくまで毎年年利○%で計算した結果に過ぎません。
1年などの短い期間で見たときに、暴落によって年利がマイナス30%などになるような年もあるでしょう。
暴落はいつかは分かりませんが、長期間投資をしていれば巻き込まれる可能性は十分にあります。投資をした結果、元本割れすることも十分にありえます。
未来のことは結局誰にも分からないから
インデックス投資は対象の国などの経済にまるっと投資するようなイメージですが、その国が発展し続けるとは限りません。オルカンに投資していて、全世界に投資していても、世界の経済が成長し続ける保証はどこにもありません。
大げさな話、隕石が落ちて経済が完全に止まるなんてこともあるかもしれません。新たな感染症が世界的に流行するようなこともあるかもしれません。
結局のところ、未来のことは誰にも分からず、右肩上がりに成長し続けるというのはあくまで過去からの予測にしか過ぎず、幻想とも言えます。
長期でインデックス投資をし続けるために大事な考え・方法
インデックス投資で右肩上がりに資産が増え続けるというのは幻想であることが理解いただけたと思います。短期で見ればマイナスになる年もあります。
きれいに右肩上がりに資産が増えていくと思っていると、暴落がきたときに「こんなはずではなかった」と投資を辞めてしまうことになりかねません。
そうならないためにも、長期でインデックス投資をし続けるために大事な考えや方法をまとめると以下の通り。
- 人間はよりよい生活を求める生き物=経済が発展する
- 暴落は必ず起こるものだと知る
- 生活防衛資金をきちんと用意しておく
- インデックス投資はたんたんと積み上げるのみ!株価を見ないようにする
一つずつ解説します。
人間はよりよい生活を求める生き物=経済が発展する
「人間はよりよい生活を求める生き物」と僕は考えています。
人間はよりよい生活を求める生き物であり、よりよい生活を求め新たな開発や研究が進み、経済も合わせて発展していくものと考えています。
今の世の中、AIが出てきたり、好きなコンテンツに簡単にアクセスできたりと便利になっていますが、これ以上便利になることはないというところまで来ているかというと、そんなことはないですよね。
人類の最終到達点に達しているとすれば、これ以上経済が発展することはないかもしれませんが、そうでない限りは経済は発展し続けるものです。
このような考えを持つことで、長期的に見れば経済は成長し続けると信じることができ、暴落が来ても売り飛ばすことなく、インデックス投資を続けることができます。
人口、地理的なこと、自然災害、国同士の問題、など経済に影響することは多くありますが、人間がよりよい生活を求める限り経済は発展するものだと考えています。
暴落は必ず起こるものだと知る
繰り返しですが、暴落は長期で投資していると経験することになるでしょう。
過去の長い歴史を見ても、暴落は何度も起こっており、そのたびに回復させ続けてきています。
インデックス投資をするなら、暴落は必ず起こるものだとということを念頭に置いておいておくことで、いざ暴落が来た時も慌てずに済みます。
生活防衛資金をきちんと用意しておく
暴落が来たときなど、慌てないためにも生活防衛資金を用意しておくことは非常に重要です。
生活防衛資金については以下でも詳しく解説しています。
生活防衛資金があることによって、心にゆとりを持つことができ、正しい判断ができるようになります。
例えば、暴落時に給料がケガや病気などで収入がストップしていた場合、投資先から切り崩す必要がありますが、生活防衛資金がきちんとあれば切り崩さずに済みます。
このように、生活防衛資金があるだけで万が一のときも大丈夫であると考えることができ、心にゆとりを持つことができるようになります。
最低でも生活費の3ヵ月分ぐらいは現金として置いておき、余剰資金で投資をすることが重要です。
インデックス投資はたんたんと積み上げるのみ!株価を見ないようにする
暴落が来た時に売り飛ばしたりしないためにも、そもそも自分の資産額をチェックしないようにしたり、株価を見ないようにするというのも方法の一つです。
インデックス投資は基本的に積立設定をすれば、あとは基本放置です。決まった日になると、自動で積み立て購入がされ、あとはすることはありません。
暴落が来たから何をするや、急騰しているから利益確定をするなどそんなことをする必要は全くありません。たんたんと積み上げるのが王道の方法です。
現在の自分の投資評価額がいくらになっているか、現在のS&P500はいくらぐらいなのかなどチェックするから、感情が振り回されてしまいます。
長期で投資するためにも、チェックをしないようにするというのも一つの手です。
きれいに右肩上がりの投資先なんて存在しない!それでも長期で投資をした人が資産を築ける、それがインデックス投資
いかがでしたでしょうか。
本記事ではインデックス投資がきれいに右肩上がりになると思っているなら長期投資失敗するということについて解説しました。
- インデックス投資はきれいに右肩上がりになると思っているならそれは幻想
- 暴落は必ず起こり、未来のことは誰にも分からない
- それでも長期で見て経済は発展すると考えることで長期投資ができる
- 暴落時に慌てないためにも生活防衛資金は準備しておくこと
- 株価や自分の資産額をチェックしないようにするのも有効な方法
投資である以上、資産を増やせず損をすることも十分にありえます。右肩上がりに資産が増え続けるというのはまずありえないということを知っておくことが重要です。
きれいに右肩上がりに資産が増えることはない、それでも長期で見たら経済は発展し続け、コツコツとインデックス投資を続けている人の資産も増えていく、というのがインデックス投資です。
未来のことは誰にも分からないので、もちろん絶対ではないですが、僕はそう考えています。
少しでも参考になれば幸いです。
今回は以上です。
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