投資に興味があるのだけど、何から始めればいいのかな?
投資初心者におすすめの方法とかあれば詳しく知りたい!
こんな疑問を解決していきます。
NISAが改訂され個人でさらに投資しやすくなった今、資産形成をするにあたって投資に取り組む人が増えました。
投資と聞くと難しく感じて、何から始めたらいいのか分からない人は多いです。
そこで今回は、投資初心者さん向けに投資にはどんな種類があり、何から始めれば良いのか、またおすすめの方法についても解説していきます。
ぜひ最後までお読みください。
- 投資の種類について解説
- 投資初心者さんは何から始めれば良いか解説
- 投資初心者さんにおすすめの投資手法
- 投資を始めるなら絶対に利用すべき制度
じん(仁)
- 貯金0から資産形成スタート(2018年~)
- 現在資産2800万
- インデックス投資がメイン
- 子持ち会社員(ITエンジニア)
- 様々な副業に挑戦中
- 資産形成を中心に情報発信中
それではさっそく解説していきます。
投資にはどんな種類がある?投資の種類について解説
まず、投資にはどのような種類があるかを解説します。
- 株式投資
- 不動産投資
- 債券投資
- 投資信託
- 預貯金
- 仮想通貨やFX
他にも種類はありますが、メジャーどころは上記の通り。一つずつ特徴などについて解説していきます。
株式投資
株式投資では主に3つの方法で利益を得ることができます。
- 値上がり益
- 配当金
- 株主優待
企業に出資をし、企業が発行する株式を購入します。株価が上昇したときに株を売却することで、値上がりした分の利益を得ることができます。
また、企業によっては利益の一部を株主に還元します。(これを配当金といいます)
株を保有していることで、定期的に配当金を得ることができます。
他にも一部の企業では株主優待という形で、カタログギフトを送ってくれたり、その企業の製品を送ってくれたりします。
日本の企業だけでなく、世界の企業に投資することができます。
株主優待は主に日本の企業だけですが、売却益を狙った投資や配当金目当ての投資は世界の企業に対して可能です。
不動産投資
不動産投資は主に2つの方法で利益を得ることができます。
- インカムゲイン
- キャピタルゲイン
不動産を購入し、その不動産を貸し出すことで毎月家賃収入(インカムゲイン)を得ることができます。
また、不動産を購入し、購入した金額より高い値段で不動産を売却することができれば、利益を得ることができます。(キャピタルゲイン)
(※厳密には手数料などの諸経費がかかるので、そのあたりも計算に入れる必要があります。)
不動産の購入なんて、そんなお金ないけど、そういう人は不動産投資はできないってこと?
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、銀行から融資を受けて不動産を購入することができます。
会社員などの場合、融資も受けやすいです。会社員という信用を活かして融資を受け、不動産を購入し、貸し出すことで家賃収入を得ることができます。
得た家賃からローンの返済を行い、その差額が利益となります。
債券投資
国や会社に一定期間お金を貸して、利子を受け取る投資方法です。
国が発行する債券を国債、会社が発行する債券を社債といいます。
国が破綻したり、会社が倒産したりすれば債券は無効になるというリスクはありますが、一般的にリスクは低い投資方法になります。
長期間貸し出しすればするほど、得られる利子は高くなります。ただし、その決めた期間内に債券を売却すると、損をすることもあります。
投資信託
投資の専門家や運用会社にお金を預け、その専門家や運用会社が運用・管理を行ってくれる投資手法です。
少しの手数料を払う代わりに、運用をお任せするといったところですね。
投資信託には様々な特性の商品(ファンド)があります。
- 日経平均に連動するように日本株に投資してくれるファンド
- S&P500(米国の代表的な株価指数)に連動するように米国株に投資してくれるファンド
- 全世界の株に投資してくれるファンド
- 株・債券の両方に投資してくれるファンド
- 様々な不動産にまるっと投資してくれるファンド
など、様々なファンドがあります。
自分一人で日経平均に連動するように株を買おうと思うと、それぞれの企業の株を買うことになるので多額のお金が必要です。
ですが、投資信託会社は多くのお客からお金を集めて、その集まったお金を使って運用をします。一人一人のお客は、多額のお金を用意しなくても、多くの企業に分散して投資することが実質できているということになります。
手数料が高すぎるファンドもあったりするので、ファンドを選ぶときは慎重に行いましょう。
預貯金
現金でお金を持っておくことも、投資と言えます。
預貯金はお金が減ったりすることもないし、増えることもない(預金による金利は除く)から投資じゃなくない?
と思われるかもしれませんが、「円」という資産に投資と見ることができます。
というのも、インフレで物の価値が上がり物の値段が高くなれば、円の価値は下がりますし、逆にデフレであれば円の価値が上がります。
このように価値が変動するので、預貯金も投資といえます。
仮想通貨やFX
仮想通貨やFXを投資と呼ばれたりしますが、これはどちらかというとギャンブルに近い投機です。
仮想通貨投資は、ビットコインなどの暗号資産を購入し、値上がりした際に売却することで利益を得ることができます。
FXは為替のレートを予想し、円やドルなどの通貨を売買することで利益を得る方法です。
短期間で大きく利益を得ることもありますが、逆に大きく損をすることもあります。
暗号資産の価値は毎日激しく変動していますし、為替も日々変動しています。これらを予想するのはほぼ不可能に近いです。
コツコツと資産形成をしたい人には全くおすすめできません。
一発逆転を狙いたい人はやってみてもいいかもしれませんが、投資ではなく投機であると念頭においてやることをおすすめします。
投資初心者の人はまずは何から始めるべきか解説
投資をこれから始めるにあたって、何から始めるべきかを解説します。
投資の方法は自分で最終は決定するべきものですが、共通してやっておくべきことは以下の通り。
- 投資する目的をはっきりさせる
- 投資は余剰資金で行う!毎月の家計を黒字にして余剰資金を作れる状態にする
- 自分のリスク許容度を知る
- 生活防衛資金を貯める
一つずつ解説します
投資する目的をはっきりさせる
ただ漠然と「お金を増やしたいから」という理由で投資することは全くおすすめできません。
目的があるから、そのための行動が決まり、投資方法が決まります。
- 老後資金を確保するため
- FIRE(経済的自立をし早期退職)するため
- 配当金などで収入を増やして今よりゆとりある生活を送るため
まずは、自分の目的をはっきりさせましょう。
投資は余剰資金で行う!毎月の家計を黒字にして余剰資金を作れる状態にする
投資は日々の生活費などから捻出するものではなく、余剰資金で行うものです。
これは鉄則です。
余剰資金を作れる状態でない場合は、まずは毎月の収支を見直して黒字にし、余剰資金を作ることが大事です。
毎月の家計が赤字の人は、投資の前にまずは家計を見直すことから始めることをおすすめします。
特に毎月の固定費を抑えることで余剰資金を作りやすくなります。
実際、僕が取り組んで効果があった固定費削減などの方法については以下でも解説しています。
自分のリスク許容度を知る
投資である以上、元本割れするリスクもあります。
損失が出たときにどこまでなら自分は許容できるかを理解しておくことは非常に重要です。
この許容できるリスクの範囲を「リスク許容度」と一般的に言います。
リスク許容度が高ければ、大きな損が出る可能性もありますが、その分利益を見込めるものに投資ができるようになります。
逆にリスク許容度が低ければ、損失が出たときも小さな損失で済みますが、利益が出ても少しの利益になります。
自分の収入や年齢、働き方や子供の有無などを考えて、リスク許容度を考えてみてください。
生活防衛資金を貯める
余剰資金で投資をするのは鉄則といいましたが、余剰資金を全て投資に回すのはおすすめできません。
働くことができなくなった場合などの万が一の事態に備えて、ある程度の貯金を残しておくことが重要です。
働き方や性格によって、生活防衛資金として現金をいくら用意しておくかは様々ですが、ざっくり生活費の6ヶ月分ぐらいは現金で置いておくと良いです。
生活防衛資金については、以下で詳しく解説しています。
投資初心者の人におすすめの投資方法
投資初心者の人におすすめの投資手法はずばり「インデックス投資」です。
具体的に言うと、「指数に連動したインデックスファンド(投資信託)を毎月などコツコツ積立購入する」です。
インデックス投資とは、市場の値動きを示す指数の値動きに連動するように投資を行う投資手法です。日経平均株価やアメリカのS&P500などの様々な指数がありますが、それらの指数に連動するように投資します。
指数に連動するように株などを購入なんて難しそう。
と思われるかもしれませんが、指数に連動するように運用される投資信託があるので、その投資信託を購入すればいいです。
インデックス投資がおすすめな理由
インデックス投資がおすすめな理由をまとめると以下の通り。
- コストが安い
- 手間がかからない
- ストレスが少ない
- 手軽に分散投資ができる
- 少額からでも始めることができる
このインデックス投資のおすすめの理由については以下で詳しく解説しています。詳しく知りたい方は以下を参考にしてみてください。
インデックス投資は投資初心者からでも始めやすいですし、長期でコツコツと投資をするという鉄則を守れば、大きく利益を得ることができる可能性が非常に高いです。
インデックス投資の始め方
インデックス投資の始め方は、簡単にまとめると以下の通り。
- 証券口座を開設する
- 購入するインデックスファンドを決める
- 積立設定をする
たった、これだけです。
証券口座を開設する
証券口座を通して、インデックス投資を行うことができるので証券口座を持っていない人は開設することから始めましょう。
証券口座は銀行などの窓口からでも開設することができますが、全くおすすめできません。銀行の証券口座などは手数料も高く、せっかく投資で利益を得ても手数料を大きく持っていかれます。
使いやすく、手数料も安い証券口座を選ぶのが大事です。
証券口座は以下の二つから選んでおけばいいです。
この2つはネット証券で、ネットで口座開設から積立設定まで全て行うことができます。
実際、僕は楽天証券を使って投資をしています。
購入するインデックスファンドを決める
自分の目的・リスク許容度に沿ったインデックスファンドを決めましょう。
インデックスファンドを決める際のポイントは以下の通り。
- 長期で見たときに右肩上がりが見込める
- 手数料が安い
- 自分の投資の目的やリスク許容度
リスクはあまり取りたくない人は、金や債券を中心としたインデックスファンド。中くらいのリスクを取れる人は、債券と株式を混ぜたようなインデックスファンド。リスクを多く取れる人は株式を中心としたインデックスファンドなど。
投資先の国は日本なのか、海外なのかなど考えることは多くありますが、目的・リスク許容度を考えて投資先を決定しましょう。
難しくてどれを選んだらいいのか決められないよ。
という人向けに、実際に僕が毎月積み立てしているインデックスファンドについても後ほど紹介します。
積立設定する
毎月積み立てるインデックスファンドを決定したら、積立設定をします。
楽天証券やSBI証券ではそれぞれ積立設定ができます。積立設定とは、毎月決まった日に自分で決めた金額を投資してくれる設定のことです。
設定さえしていれば、あとは基本放置でいいです。あとは自動で決まった日に自分の口座からお金が引き落とされ、決めたファンドを買い付けしてくれます。
インデックス投資の基本である、「長期で毎月コツコツと分散投資を行う」がこれだけで出来てしまいます。
インデックス投資は長期で行う投資です。15年以上ぐらいは投資し続けるぐらいの気持ちを持っておきましょう。
実際に購入している投資信託を紹介
インデックスファンドの種類が多くて選べないという人向けに、実際に僕が毎月購入しているインデックスファンド(投資信託)を紹介します。
僕は現在、楽天証券を通して、「楽天・S&P500インデックス・ファンド」という投資信託を購入しています。
このファンドは、米国の代表的な指数のS&P500に連動するように運用されているインデックスファンドです。
アメリカの代表的な企業にまるっと投資しているといった感じです。
この投資信託を選択している理由は以下の通り。
- 長期で見たときに右肩上がりになると考えている
- コストが圧倒的に安い
- この投資信託を保有していると楽天ポイントがもらえる
- 僕自身、リスク許容度が高いので株式100%で投資したいと考えている
長期で投資して、リスクを取れる人は参考にしてみてください。
ちなみに僕の目標はFIREと老後資金を作ることの2つです。同じ目標などの人の参考になれば。
それで実際、投資で利益を得ることができているの?
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。僕自身の世帯資産推移については、僕のプロフィールでまとめていますので、気になる方は参考にしてみてください。
これから投資を始めようと思っている人は絶対に利用すべき制度
よし、さっそく投資を始めよう!
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、せっかくなら以下の制度を利用することをおすすめします。
- NISA
- iDeCo
一つずつ簡単に特徴を説明します。
NISA
投資をして利益を得た場合、一般的に約20%の税金がかかります。
例えば、500万円投資して、1500万円になって1000万円の利益を得た場合、約200万円が税金がかかります。
NISAは投資利益にかかる税金が非課税になる国の制度です。
生涯を通して、1800万円までの投資を非課税にすることができます。せっかく投資するなら、絶対に利用したい制度です。
NISAも先ほど紹介した楽天証券やSBI証券を通して、NISA制度を利用することができます。
iDeCo
iDeCoもまた、NISAと似て投資で税金を抑えることができる制度です。
iDeCoとは、毎月積み立てて運用し、60歳以降に受け取ることができる年金を自分で作っていく私的年金です。
iDeCoは以下のタイミングで税金を抑えることができます。
- 積立時:掛け金が全額所得控除
- 運用時:運用益は運用中は非課税
- 受取時:一定額まで非課税
会社員や自営業など、人によって毎月掛けることができる金額は異なりますが、毎月の掛け金の所得控除になり、所得税を抑えることができます。
NISAは好きなタイミングで現金に変えて受け取ることができますが、iDeCoは原則60歳以降まで受け取ることができません。
また、受け取り時も非課税にすることができますが、一定額までしか非課税になりません。
NISAと比較すると少し制度が複雑ですが、税金を抑えることができるという点で利用することをおすすめします。
60歳以降の受取方法は「退職金としてまとめて受け取る」「年金として受け取る」の2種類があります。
iDeCoは内容が複雑すぎてよく分からない!
という人は、とりあえずNISAから始めればいいです。NISAをしていて、投資に慣れてきてからiDeCoについても考えていけば十分と思います。
さいごに 誰でも最初は投資初心者!できることから始めて資産形成をしていこう
いかがでしたでしょうか。
本記事では投資初心者向けに投資について解説し、何から始めれば良いかについて解説しました。
- 投資には多くの種類がある
- 投資をするにあたって、余剰資金を作ったり、自分のリスク許容度をまず考えることから始めよう
- 投資初心者の人はインデックス投資がおすすめ
- 自分の目的やリスク許容度を考えて毎月インデックスファンドを買い付けよう
- 証券口座は楽天証券かSBI証券のどちらかがおすすめ
- 投資をするならNISAやiDeCoを積極的に利用しよう
投資と聞くと難しく聞こえるかもしれませんが、誰でも最初は投資初心者です。
少額からでもいいので投資を始めてみることで、経験を積むことができます。
投資をするにあたって証券口座がないと投資しようにも投資できないので、まだ証券口座を開設していない人は、早めに開設だけでもしてしまいましょう。
少しでも参考になれば幸いです。
今回は以上です。
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