世間ではインデックス投資が最強みたいに言われているけど、インデックス投資にも弱点やデメリットはあるのかな?
それらを把握したうえで投資するか考えたい。
インデックス投資のメリットやデメリットについて詳しく知りたい!
こんな疑問を解決していきます。
インデックス投資はS&P500や日経平均などの指数に連動するファンドを購入して投資する手法で、人気の投資手法です。
そんなインデックス投資のメリット・デメリットについて詳しく解説します。
強みやメリットを知るだけでなく、弱点やデメリットをきちんと把握して投資することで、周りの声に流されず投資できるようになります。
ぜひ最後までお読みください。
- インデックス投資とは
- インデックス投資の弱点・デメリット
- インデックス投資の強み・メリット
- インデックス投資はネット証券がおすすめ
じん(仁)
- 貯金0から資産形成スタート(2018年~)
- 現在資産2800万
- インデックス投資がメイン
- 子持ち会社員(ITエンジニア)
- 様々な副業に挑戦中
- 資産形成を中心に情報発信中
それではさっそく解説していきます。
インデックス投資とは
そもそもだけど、インデックス投資って何?
と思われる方向けに、インデックス投資について解説します。
インデックス投資とは、S&P500や日経平均などの市場の値動きを表す指数に連動するように運用されているファンドを購入して投資する手法です。
連動する指数はいくつもありますが、その中でも代表的なものは以下のあたり。
- S&P500(米国株)
- NYダウ(米国株)
- ナスダック総合指数(米国株)
- 日経平均株価(日本株)
- 東証株価指数(TOPIX)(日本株)
- MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(全世界株)
これらの指数に連動するように組まれたファンドを購入することになるので、対象の市場全体にまるっと投資するというイメージです。
特定の企業の株を購入などではないので、手軽に分散して投資することができます。
インデックス投資の弱点・デメリット
ここからはインデックス投資の弱点・デメリットについて解説します。
インデックス投資の弱点・デメリットをまとめると以下の通り。
- 元本割れの可能性がある
- 短期的に大きく稼ぐことは難しい
- コストがかかる
- やることがあまりないのでつまらなく感じる可能性がある
- 配当金はないので、生活が良くなる感覚はない
- 出口戦略を考える必要がある
一つずつ解説していきます。
元本割れの可能性がある
これはインデックス投資に限らず、投資全般に言えることですが、元本割れの可能性があります。
投資しているインデックスファンドが値下がりすれば、元本割れすることもあるでしょう。
世の中が資本主義である限り、市場は長期的に見れば右肩上がりになることを前提に投資するのがインデックス投資です。
一時の元本割れに惑わされず、長期的に保有し続けることが重要です。
短期的に大きく稼ぐことは難しい
個別で株などを購入した場合、うまくいけば1か月で50%の利回りが出たりすることもあります。(例:100万円が150万円に)
ですが、インデックス投資でそのような事態が起きることはまずないと思っておきましょう。インデックス投資は投資先にもよりますが、せいぜい1年での利回りが5~10%程度です。
インデックス投資の利回りについては下記でも紹介しています。
コストがかかる
インデックス投資は一般的に信託報酬などの保有コストがかかります。
ですが、インデックス投資の場合、他の投資手法よりも圧倒的にコストは安いです。
実際僕が現在投資先のメインとして購入している投資信託は楽天・S&P500インデックス・ファンドなのですが、0.077%しかコストがかかりません。
やることがあまりないのでつまらなく感じる可能性がある
インデックス投資の基本は、積立でコツコツとファンドを購入していきます。
値上げりしようが、値下がりしようが関係なく毎月などの一定間隔でコツコツと積み立てます。
積立設定できる証券会社がほとんどなので、一度設定すればあとは自動で口座から引き落とされ、何もすることはありません。
よくイメージされるような投資家のようなパソコンに張り付いてトレードをするということはなく、退屈に感じてしまう人もいるでしょう。
配当金はないので生活が良くなる感覚はない
インデックス投資の場合、配当金などが出ることはありません。
長期的にインデックス投資をすることで、資産は増えてはいきますが、現金としてお金が入ってくることはないので生活が良くなっていくような感覚はありません。
出口戦略を考える必要がある
インデックス投資は資産を最大化させるのには向いていますが、先述した通り配当金などは出ません。
最終的にはその購入しているファンドを売却して、現金にして利用することになります。
お金は使って初めて価値が生まれるので、使わずに人生終わってはもったいないです。
インデックス投資で資産を増やしたのちにどのように現金に換えていくかの出口戦略をあらかじめ考えておく必要があります。
インデックス投資の強み・メリット
インデックス投資の弱点・デメリットについて解説しましたが、ここからは強み・メリットについて解説します。
インデックス投資の強み・メリットをまとめると以下の通り。
- コストが安い
- 手間がかからない
- ストレスが少ない
- 手軽に分散投資ができる
- 少額からでも始めることができる
一つずつ解説していきます。
コストが安い
コストがかかることをデメリットで紹介しましたが、コストが安いことがインデックス投資の強みです。
インデックスファンドの手数料は、アクティブファンドの手数料と比較して圧倒的に安く、せっかく増やせた資産を手数料で失うなんてことはまずないです。
アクティブファンドとは、指数を上回る成績を目指した投資信託のこと。
手間がかからない
インデックスファンドは積立てコツコツと購入が基本です。
先述した通り、大きく値上げりしたときも大きく値下がりしたときも変わらずコツコツ積立します。そして、多くの証券会社では積立設定できるので、設定をしたら放置で手間がかかりません。
手間がかからない分、あとは仕事やプライベートに時間を割くことができます。
ストレスが少ない
これは人にもよるかもしれませんが、インデックス投資はストレスが少ないです。
僕自身個別株を買っているような時期もあったのですが、そのときと比べてストレスが少ないです。
実際に大きく値下がりしたときの僕の心境は以下の通り。
長期的に見たら値上がりするだろうし、別に気にならない
今月の積立で購入する分が安く多く買えるからラッキー
長期で見たときに右肩上がりになることを信じて(あるいは確信して)投資するのが、インデックス投資の前提です。
なので、値下がりしようが痛くもかゆくもありません。
手軽に分散投資できる
個別株を買って分散投資しようと思うと、株の選定から買い注文まで手間がかかります。
その点、インデックスファンドを購入すれば、手軽に分散投資することができます。
インデックスファンドの中身が多くの株などの詰め合わせだからです。
購入するインデックスファンド1本を決めるだけで、分散投資できていることになります。
少額からでも始めることができる
日本株を個別株などで買おうと思うと、まとまったお金が必要です。
というのも、日本株は100株単位でしか買えず、株価が3000円の企業の株を買おうと思うと、最低でも30万円を用意する必要があります。
インデックスファンドは100円などからでも購入可能で、少額からでも投資を始めることができます。
分散投資するにはお金が必要ですが、その点少額で分散投資できるのは強みです。
インデックス投資はネット証券がおすすめ
インデックス投資をしようと思うと、銀行の窓口などからも行うことができますが、ネット証券がおすすめです。
なぜなら、ネット証券が圧倒的に手数料が安いから。
ネット証券の中でも特に手数料が安く、おすすめなのは下記の2つ。
どちらの方が良いというのは、いろいろと論争が繰り広げられていますが、個人的には楽天証券をおすすめします。
なぜなら、管理画面も見やすく、楽天カードを使ってインデックスファンドを購入することで楽天ポイントを付与されたりなどメリットがたくさんあります。
そのポイントを使ってさらに投資することもできたり、買い物ができたりします。
実際に僕も楽天証券を利用してインデックス投資を行っています。
まだ、ネット証券の口座を開設していない人はすぐにやってしまいましょう。
さいごに インデックス投資の弱点も把握したうえで長期積立しよう
いかがでしたでしょうか。
本記事ではインデックス投資のメリット・デメリットについて解説しました。
- インデックス投資とは指数に連動した投資
- 長期的に見ると資産を増やせる(もちろん投資に絶対はない)
- 元本割れやコストがかかるデメリットあり
- インデックス投資はメリット多数。初心者でも手軽に少額から始めることが可能
- インデックス投資やるならネット証券を通してやるべき
繰り返しになりますが、インデックス投資は長期でコツコツ積み立てることが重要です。
始めるのを遅くすればするほど、将来の資産額に大きな差が生まれるでしょう。インデックス投資をやろうと考えているけど、まだ踏み出せない人の背中を少しでも押すことができていれば幸いです。
今回は以上です。
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